Ghana Pass

・・・
・・・
「じゃあ、今日はこのへんで。」

「また見積を出して、
来週半ばにでも
協議しましょう。」



・・・
・・・
午前中はコウムテンと、
打合せである。

時計の針は
既に3時を指そうとしてた。

いかに歴戦の勇士とはいえ
エネルギーを補給せずの
長時間の戦闘には
多大なダメージを強いられた。

ハラが減り過ぎて
めまいがするが、
連戦で今度はセシュとの作戦会議が
間髪なく
伊助を待ち構えていた。


しか~し、
「ハラが減った~」
などと言っている場合ではないコトを
そのときの伊助は知る由もなかった。

この後に繰り広げられる
最悪の戦い
事態が既に走り始めていたコトに・・・。


。。。。。。。。


打合せには
ナゼか、自称『アドバイザー』と名乗る

(仮称)ヒバゴン

(分類;隣のオバハン、メス、その他詳細不明)
が同席している。

セシュを
工務店の社長に引き合わせたというコト以外は

全くの部外者

である。


ヤバイ!ヤバイぞ!!
どう考えてもナニかおかしいぞ!


伊助のトラブル感知センサーが
ケタタマシく警報を鳴らす。

自分がこの場に「いるのはトーゼン
とした態度に
とてつもなくイヤ~な予感がする。

そして
その手の予感は
悪いコト程
まるで嫌がらせかのように当たってしまうのだ。


案の定
このオバサマ
グッドアドバイスの連続で
場を混乱に導く。


セシュが
「それでイイ」
と言っているコトを
ナゼかことごとく覆してみせる。


なんか、恨み買ってたっけ???


しまいには、
我が事務所の経営事情から始まって、
最後には
「設計料が高過ぎる!」
と言い出す始末。

喫茶店のマスター(オヤッサン)は仮の姿で
ホントはこの秘密基地の総司令のこめかみが
ピクつくのがわかる。

「あの~、監理費込みですし、
多分

激安

だと思いますよ・・・。」

具体的に言えば6%切っている。

コレはホントに価格破壊ビームがでまくりである。

「こんだけの事務所やってんだから、
儲かってんのよ。
だから安くしなさいよ!」

・・・このオバハン
首を吊れと・・・?

横でコウムテンのセンムが
顔を引きつらせる。

基本的に監理も行う設計者は
セシュに
工法を説明し
色々な相談に乗り
工事費を抑えたり
手抜きがないかチェックする
施主さん(と正義)の味方であり、
裁判でいうなら
弁護士みたいなモノである。

だが、どうやら
このババア
完全に伊助達を敵だと思ってる。


・・・部外者だけど・・・。


更には
コウムテンのセンムが若過ぎると言い出し、
(そりゃあ、アンタから見れば、大概は若いだろうよ)
シャチョーを連れてこい!
と言い出し始める。

センムの顔色がにわかに変わる。


あ、センムも変身できるんだー。


甚だ場違いなコトを考えてしまう。


若造呼ばわり
(伊助より全然年上)
された挙げ句、
オハナシにならない発言。


ハッ!も、もしや・・・!


今更ながらやっと
(仮称)ヒバゴンの正体に気づく。

そう、早くも序盤から

ラスボス

が登場していたのだった!!!!!!



今までとパターンの違うストーリー展開に
伊助自身もショックを隠しきれない!

と、同時に今回は、
「負けるかも・・・。」
と弱気になる。


更に、
この作戦会議は
今取り掛かっている図面とは別物件。

つまり、今度は別々の敵に
両面攻撃にされているのだ!


現場仕事で鍛え上げられたセンムの戦闘力は容易に想像できる。
ビールっ腹の伊助で、果たして止められるか???


しかし、
センムもグッと我慢。

乾いた笑いが
事務所に響き渡る。


「痛みに耐えて、よく頑張った!感動した!!」

と、褒められたとしても
今日はきっと、
深酒は避けられないだろう・・・。


しかしやられっ放しでは
今後の戦いに支障が出る!

ココは一つガツンと言わねばなるまい。

すぅー、


すっこんでろ!クソババア!!!


ハァー、スッキリ


ブログの中の独り言・・・。



序盤から
大ボス登場という
オキテ破りの攻撃に
既に満身創痍の伊助!


立ち上がれ!

テレビの前のちびっ子も応援しているぞ!!

24番目の日本代表、盛田伊助。


全ての決着は月末。





次回 第八話
“イランの設計事務所”

『いらんコト言うな!
炸裂!!部外者無責任発言!!!』に

Shut a fuckin' up!

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